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哲学カフェinミュージアム Vol.17 『人間の尊厳とはなにか?』

9月29日(日)

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FactoryArtMuseumTOYAMA

「哲学カフェinミュージアム」で語り合いませんか? 今回のテーマは「人間の尊厳とはなにか?」です。

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哲学カフェinミュージアム Vol.17 『人間の尊厳とはなにか?』
哲学カフェinミュージアム Vol.17 『人間の尊厳とはなにか?』

日時・場所

2019年9月29日 13:00 – 16:00

FactoryArtMuseumTOYAMA, 日本、富山県高岡市福岡町荒屋敷525-9

イベントについて

テーマ:

「人間の尊厳とはなにか?」

 「人間の尊厳」と言われると、

反論できない真理のように思われます。

しかしその一方で、 子どもに「なぜ人を殺してはいけないのか?」

と問われると答えに窮する大人がほとんどではないでしょうか。

 3年前の夏、神奈川県立の知的障害者福祉施設

「津久井やまゆり園」で19人もの障碍者が刺殺される 大量殺戮事件が起こりました。

殺戮犯は今もなお頑なに己の正義を主張して、 著書を商業出版しただけでなく、

恐るべきことに少なからぬ共鳴者がいます。

 「なぜ人を殺してはいけないのか?」という問いと それへの回答は、

もはや思考実験の域から脱して、私たちの社会にとって切実な領域に達しました。

「役に立たない知的障害者は殺してしまえ」という犯人の主張は、

私たちの社会を根底から揺さぶろうとしています。

 70年ほど前に、「役に立たない障害者は殺してしまえ」という

思想のもとに障害者を大量虐殺したというナチスドイツの事例「T4作戦」が発掘されました。

ドイツ精神医学精神療法神経学会が長年の沈黙を破り、

過去に患者の殺害に大きく関わったとして謝罪したことが きっかけだったといいます。

 これは、ナチスドイツがユダヤ人を大量殺戮したホロコーストのリハーサルだったというのです。

「T4作戦」自体はとある牧師の勇気ある告発で中止されましたが、

「T4作戦」遂行時のインフラやノウハウがユダヤ人大量虐殺に転用されたというのです 。

 下記がナチスドイツの「T4作戦」をめぐる状況を取材した様子の動画です。

それはホロコーストのリハーサルた゛った

:T4作戦 障害者虐殺70年目の真実 - 動画 Dailymotion

https://dai.ly/x3cy1xd

 己の正義を確信する当時の精神医や看護師のセリフが

現代日本の深層心理と重なるところが多くて気がふさぎます。

 この動画はご覧にならなくても、当日の哲学カフェで概要をご説明いたします。

その上でとてもヘビーなテーマですが、「人間の尊厳」について考える機会としたいです。

【哲学カフェ】inミュージアムで語り合いませんか?

場所は町工場の一角にできた、メタルアートを展示している

#FactoryArtMuseumTOYAMA の2Fです。

開催日:2019年9月29日(日)

時 間:13:00~16:00

参加費:ビジター ¥1,500 

    哲学カフェ会員 ¥1,000 

当日、現金,PayPay でお支払いください。

     ミュージアムもご覧いただけます。

申し込み方法 

① 申し込みフォーム(推奨)

     http://urx.space/USri

    

②メール:info@fujita-k.co.jp

件名に

「 9/29 哲学カフェ Vol.17  申し込み」

    ①住所

②氏名

③メールアドレス

④携帯番号

    ⑤哲学カフェin富山 会員、非会員の明記

    を記入して申し込みください。

* 申し込みのメールには、必ず返信のメールを出しています。

  もしメールが届かない場合は

  ゴミ箱に入っていないか?確認をお願いします。

  お手数ですが、よろしくお願いします。

FAX:0766-64-5220 

上記記入の上、FAXしてください。

*ご注意:FBの参加チェックでは正式申し込みにはならないです。

講師:

野末雅寛(のずえまさひろ)

2014年から哲学カフェ in 富山で講師を担当。

1974年富山県朝日町出身。

金沢大学教育学部と京都大学大学院文学研究科修士課程にて

哲学を専攻、ハイデガーなどドイツ哲学を学ぶ。

高等学校教諭一種免許(公民)を取得

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