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哲学カフェinミュージアム Vol.11 『宗教とはなにか?』
3月10日(日)
|FactoryArtMuseumTOYAMA
「哲学カフェinミュージアム」で語り合いませんか? テーマ:「宗教とはなにか?」
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日時・場所
2019年3月10日 13:00 – 15:00
FactoryArtMuseumTOYAMA, 日本、富山県高岡市福岡町荒屋敷525-9
イベントについて
テーマ:「宗教とはなにか?」
「宗教とはなにか?」
私たち日本人にとって恐ろしくて、それでいて気になる問いです。「無神論ですから…」とか、「ビジネスでは宗教の話はタブーですから」とか、お茶を濁しているうちに、私たちは宗教に対する見方があやふやになっています。
日本には、アニミズム的な信仰があるからいいのだ、北陸には浄土真宗の伝統があるからいいのだと居直ることにも確信が持てないところがあるのではないでしょうか。クリスマスのお祝いをした一週間後に初詣に行き、夏には七夕やお盆のイベントをしているうちに、私たちは何を信仰しているのか分からなくなるからです。
「いや、日本はだから宗教に寛容だからいいのだ」と居直ることにも不確かさを感じます。なぜならば、確かな信仰がないことは、一つの神を信仰する人の気持ちを理解することができないからです。ビートルズがかつて"No where man"と称した、「どこにもいない人」となる不確かさがあるからです。
もう一方で、かつて哲学カフェでも話題にした『空気の研究』で著名な山本七平氏が「日本教」というものを取り上げて、日本人を分析しました。私たちにとって影響の大きい日本教から逃れらる人がどれだけいるか分かりませんが、「日本教」という補助線を引くと、列挙した不確かさに輪郭を与えることができる可能性があります。